2017年04月30日

パンテオン近くで黄金の一杯


パンテオンの見学をした後は、長らく

「 ローマで一番おいしいコーヒーを飲ませてくれるバール 」

という触れ込みのお店に、久々に入ってみました。

TAZZA D'ORO

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昔はこのあたり、コーヒーの焙煎所が軒を連ねていたところで、今でもおいしいコーヒー屋さんがたくさんある界隈です

ちなみに現在ローマで一番おいしいコーヒーを飲ませてくれるお店...

として評判なのが、ちょうどこのお店のパンテオンをはさんで反対側にある、

Sant Eustacchio il Caffe

ってのがありますが、今度機会があったら行ってみよう

で、ここ TAZZA D'ORO ですが、1946 年創業以来、おいしいコーヒーが評判のお店で、
一日 2,000 杯ものコーヒーを売るそうですよ

この日もかなり混んでました。

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一番奥でお金を払うんですが、全部立ち飲みでエスプレッソ 1 杯 € 0.90

人気店の割には、昔ながらの価格を守っています。

で、カウンターに行って、

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出てきました

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イタリアではコーヒーのことを、Cafe っていうんですが、Cafe って頼むと、このようなエスプレッソが出てきます。

我々に与えられた選択権は砂糖を入れるか入れないか...

もしミルクがほしいんならば、このエスプレッソに少しミルクを入れた

Cafe Macchiato

( Macchiato ってのは染みという意味で、エスプレッソにミルクでシミをつけたように見えるから )

って頼まないといけないし、もっともっとミルクを入れるんであれば、

Cappuccino

っていえば、蒸気で泡立てアツアツにしたミルクにエスプレッソを入れてくれるし、

Cafe Latte っていえば、温めたミルクとコーヒーを入れてくれるし...

濃いエスプレッソがどうしてもヤダって人であれば、

Cafe Americano

っていえば、エスプレッソをお湯で割ってくれるし...

本来は、Cafe Lungo っていうんだけど、Americano の方が通じるみたいですね。

あんまりおいしくないけど...💧

よく、カフェラッテとカフェオレとカプチーノとどう違うの?

とかいろいろな意見がありますが、それなりのきまりがあるみたいです。

でも、イタリア人はそこまでこだわる人はいないみたいですね。

バールだとカフェラッテもエスプレッソを使う場合が多いし、ホテルの朝食だとフィルターコーヒーで作ってくれるところも多いし、エスプレッソのお湯割りにミルクを入れるところだってあるし。

カフェオレって言ったら、それはフランス語だよなんて言われることもあるだろうし...

おそらく、カフェラッテとカフェオレを同じ店で飲み比べることのできるところは、
日本かアメリカくらいかな?

なんて思ったりもしていますが...

あ、ちなみにフランスのスタバには、カフェラッテありますよ

このエスプレッソってのはイタリア語で、『 急行 』 という意味になります。

注文して即行で提供してくれるから何でしょうね。

駅のホームで列車の掲示板を見て、

Espresso

って書いてあったら、それは急行列車ってことですよ

そんなことは置いといて、このお店、TAZZA D'ORO ってのは、
“ 黄金の一杯 ” っていう意味です。

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エスプレッソにこだわり続けて 70 年

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これからも低価格でおいしいコーヒーを提供していってくださいね


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2017年04月29日

古代ローマ時代の完全な遺跡


お昼を食べた後、ちょっと時間があったのでホテルに戻る前にちょっとお散歩 👟 👟 👟

10 分ほど歩いたところに一つの有名な遺跡があります。

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かのミケランジェロが 「 天使の設計 」 と賞賛した、2000 年以上前の建物、
パンテオン

パンテオンという言葉には 「 万神殿 ( あらゆる神を祀った神殿 ) という意味があります。

( PANは 「 全ての 」「 全部の 」、TEOS は 「 神 」 あるいは 「 神聖なもの 」 を意味するギリシャ語です )

キリスト教が入ってきて国教になる前までは、ローマ帝国は万物神...つまり日本と同じく、
八百万神 ( やおろずのかみ ) を祀っていました。

そのいろいろな神様を祀った建物を神殿といっていました。

キリスト教が入ってきてからは、こういった神殿を教会にと造り替えていったので、今では神殿は少なくなってしまいましたが...

で、この建物、もともとはローマの神様を祀る神殿 ( tempio ) だったそうです。

初代ローマ皇帝のアウグストゥスの側近であったアグリッパという人が紀元前 25 年に建設したんですが、その建物は、建設から約 100 年後の 80年に、火事で焼失してしまいました

その後、118 年から 10 年かけて、あの市村正親が...あ、間違った... 💧

ハドリアヌス皇帝が再建させました

現在残ってるのは第二世代の物だということですが、それでも 1900 年ほど前の物なんですよ

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この建物、現存する古代ローマの遺跡の中で最も完全な遺産

なんて言われていたりしますが、それとともに、

“ 建築 ” の魅力のすべてが詰まっている

なんてことも言われています。

見た目は、入り口に古代ギリシャ時代のような石の列柱が並んでいて、奥には大きなドーム屋根がある建物...くらいしかわからないんですが。

とにかく、これでかいんですよ。

入口の柱は高さは 12.5m で直径は 2m 近くあります。

そしてこれが石を積み上げたものではなくって、一本の花崗岩なんですよ

今から 2000 年も前にどうやって持ってきて、どうやって立てたんでしょうね。

巨大なドームを支えるために、建物の壁の厚さは 6.2m

すごいですね。

現在、中には有名人のお墓が入っています。

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イタリア建国の父、ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世や、ラファエロのお墓とか。

特にラファエロは、お墓をこの中に作ってくれって希望したそうです。

黄色っぽいような感じの内部は、ヌミビア ( 現在のチュニジア ) 産の大理石を使っているから。

ドームは、高さ、幅共に 43.3m あり、この建物の中に、43m の球がすっぽりと入る構造になっています。

そして天井に空いた

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直径は 9m ほどあり、よくもまあこの時代にこんな大きな建物にこんな大きな穴をあけたんだなと...

この建物の基本構造は石とローマンコンクリートという、古代コンクリートで作られており、それ以外は石材、そして上の方に行くほど軽い材料が使われています。

現在の鉄筋コンクリートの建物は 100 年ももたないだろう...なんて言われていますが、こちらの建物は 2000 年ももってるんですよね。

内部もこれだけでかい建物を全部同じ石で作ると、重くなってぺしゃんこになってしまいます。

そこで技術者達は高さによって石の材質を使い分けており、ドーム最上部は特に軽くしないと落ちてしまうので、凝灰岩と軽石を混ぜたものを素材として使っています。

ドームの内側の独特な格子状の模様は、これも重さを軽減しつつ強度を保つためのものだといわれています。

ローマ建築の理想のモデルということで、これをまねた建物は世界中いろいろなところにありますよ。

アメリカのワシントン D.C. にあるジェファーソン記念館なんかそっくりですね。


古代の 2000 年前から経ち続けている神殿。

中に入ると鈍感な僕でも何か “ 気 ” を感じます

今まで世界中で何かの気を感じた場所は、数カ所。

10 個もないんですが...

そんなわけで、ローマに来たらぜひともこの建物見に来て、中に入って、気を感じてくださいね

なんてったって入場料もかかりませんから


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2017年04月28日

絶品カルボナーラを食べた店


スパゲッティー・カルボナーラっておいしいですよね

僕は、基本トマトソース系が好きなんですが 💧、それ以外ではこのカルボナーラが断トツで好きです

そのカルボナーラはここローマが発祥なんです。

Carbonara ( 炭焼き職人 ) 風という名前のこのソースは、卵、バター、グアンチャーレ ( 豚のほほ肉を塩漬けにして熟成させたもの )、チーズなどを使った濃厚ソースで、仕上げにブラックペッパーを散らすというもの。

炭焼き職人の手から、炭の粉がぱらぱらとスパゲティーにかかったように見えるブラックペッパーが特徴で、クリーミーなソースは何ともヘビーな感じがしますよね。

このカルボナーラの由来は、先ほどの、

炭焼き職人の手から炭がぱらぱら落ちたみたいに見えるから

っていうもののほかに、

ナポリの炭焼き職人の組合であった秘密結社 「 カルボナリ党 」 にちなんで命名された

ってものや、

保存のきくグランチャーレと卵を材料とし、しかも高カロリーであるため、炭焼き小屋で働く職人達が好んで作った

ってものとかいろいろな説があります

どれも信憑性があるんですが、共通しているのは、
ブラックペッパーが炭の粉みたいに見えるってこと。

日本ではグアンチャーレがなかなか手に入らないので、パンチェッタ ( 豚のもも肉の塩漬け ) や、ベーコンを使うところもあるみたいです。

チーズも基本はペコリーノチーズなんですが、こちらもパルメジャーノ・レッジャーノを使ったり、他のチーズを使うこともあるみたいですね。

でも日本のカルボナーラと一番違うところは、
日本の場合はほとんどが生クリームを入れたクリーミーなソースになるけど、ここローマではまず生クリーム入れません

ここが大きく違ってくるのかな?

生クリームを入れるレシピは、日本人が考えたとかアメリカ人が考えたとかいろいろな説がありますが、なぜかというと 「 安定して供給するため 」 というのと 「 提供温度を上げるため 」 というのが主な理由だとか。

やっぱりアツアツのスパゲティーが好みの日本人が考えたのかなぁ...

そんなことはともかく。

卵黄と生クリームを使うと口当たりも滑らかになるので、食べやすくなりますもんね

そして生クリームを使わないオリジナルバージョンは、基本は全卵を使います。

滑らかにするために、グアンチャーレがかなり脂っこいので、それを炒めた油を卵に混ぜて粘度を出すんだそうですよ

ま、作り方の細かいことは置いといて...

レストランの話ですが...

ローマにはさすが発祥の地というだけあって、たくさんのカルボナーラを出してくれるお店があります

うちが元祖だとか、

うちが本家だとか、

うちが発祥だとか...

で、いろいろと食べたことあるんですが、そこそこみんなおいしいんですよ

元祖も本家も発祥も味の違いがよくわかんなかったけど 💧

でもその筋の人に教えてもらったこのお店は、そんなレシピとは全然違って、おいしかったですよ。

お店は、

TAVERNA RIPETTA

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スペイン広場からだと、ブランド通りであるコンドッティ通りをずーっと歩いて行って、コルソ通りを渡ってまだいってテベレ川の手前、リペッタ通りに面しているところにあります。

ちっちゃなお店の中に入ったら...

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なんとなくイタリアっぽくない雰囲気ですよね

それもそのはず。

このお店のオーナーさんは中近東出身の方で、シェフもそうなんですよ。

信用できる人からのお薦めでなければ絶対に入りたくないオーラが出てましたよ

イタリア人じゃない人が作ったスパゲッティーって ???

ま、そんなことは置いといて、食関係の信用できる人に教えてもらったから、とりあえず食べてみましょう

14:00 頃入店したんですが、店内はガラガラ...

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ほんと、大丈夫か?

メニューはイタリア語オンリーで、でも、なんとなく読めますよね。

Spathetti alla carbonara € 10.00

と、その前にサラダを。

Insalata di Fattush € 8.00

Fatussh ってのは、レバノンあたりでよく食べられる、小麦粉を焼いてパリパリにしたおせんべいのようなものだそうです。

こんなの。

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ボリューム満点

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シャキシャキして、フレッシュでおいしかったです。

そして、真打...

カルボナーラ登場

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四角いお皿に、おしゃれに盛られてきましたよ。

こんなお店では似つかわしくない...← 失礼

 おしゃれな盛り方ですよね

とってもクリーミーで、
他の専門店で食べたのとは見た目からして違います。

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ローマで食べるカルボナーラって、通常は生クリームが入っていないので、なんとなくぼそぼそ感がありますが、これはとっても滑らかでクリーミー。

生クリーム入れてるのかな?

そこまでは聞けなかったけど。

オリジナルのレシピかどうかはわかんないけど、
おいしいことは断トツでおいしかったですよ。

他の店と違って濃厚で、カロリーも高そうで...💦

また行ってみたいなぁ...


お店
名前 : TAVERNA RIPETTA
住所 : 158 via di Ripetta, Roma 00186 Rome
TEL  : 06 6880 2979
営業時間 : 12:30 〜 14:30 / 19:30 〜 22:30


ローマの中心地、スペイン広場からテベレ川方面に 10 分ほど歩いたところにある小さなお店。
アラブの方が経営しているので、イタリア料理とアラブ料理のフュージョンのような料理も楽しめます。
このお店は特に宣伝はしていないが、スパゲッティー・カルボナーラは食する価値はあります。
本場の...本来の...レシピかどうかはわからないが、このあたりで軽くランチというのであれば行ってみる価値はあります。





関連ランキング:イタリアン | スペイン広場周辺(ローマ)




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