2019年06月26日

Mt. Harlan のワイナリーで試飲


モントレーから1時間ちょっと。

カルフォルニアのワインと言えばナパとかソノマとかが有名ですが、今回は珍しい
Mt. Harlanというエリアのワイナリー、CALERAにやってきました

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1974 年にジョシュ・ジェンセンが創業したワイナリーです。

彼はエール大学を卒業し、オックスフォード大学に留学した後、ワインの仕事をしようと決心してフランスへ

ブルゴーニュ地方の、あのロマネコンティなどでワインを学び、帰国後、ブルゴーニュと似た石灰質の土壌を持つこの地にワイナリーを作りました。

カルフォルニアのワイン名産地一帯からかなり離れ、標高 700〜800 メートルとカリフォルニアでも最も標高の高いエリアに位置した土地は、豊富な石灰質の土壌に冷涼な気候という、
ピノ・ノワール栽培に理想的な環境でした。

彼は 1974 年に石灰岩の砕石場の跡地に土地を購入し、ロマネ・コンティから持って帰ってきたというブドウの樹を植え、斜面の向き、風の流れ方、気候の微妙な変化を全て調べ上げて、それぞれの区画の個性に合わせてワインを造り始めました

そして、1990 年には、この一帯にワイナリーを構えているのはカレラだけにもかかわらず、あまりの品質の高さからカレラのための唯一の原産地呼称
「 マウント・ハーラン・AVA 」が認められることになりました

「 カレラ 」 という名はスペイン語で 「 石灰岩で出来た焼き窯 」 という意味です。

カレラの畑にある 1866 年製という古い巨大な焼き窯をモチーフに、エチケットのシンボルマークにもなっています。

カリフォルニアのワインで一番有名なナパなんかは、様々な土壌で構成されていて、カベルネ・ソーヴィニョンに適した場所、メルローに適した場所、ジンファンデル...などなど、
赤・白合わせてほぼほぼヨーロッパ全土で栽培されているくらいの品種をこのエリアで栽培されています

でも、ピノ・ノワールはほとんどないんですよね。

これほど気候、土壌に左右されるものは無いくらい難しいらしいです

彼がワイン造りを開始した 1970 年代当時は、
カリフォルニアでピノ・ノワールを造るなんぞ、不可能だ
とか、
ありえない
とか、
ばかげたことだ
と嘲笑されるほどありえないことでした

そんな中、彼はひたすら可能性を信じ、改良に改良を重ねて様々な技術を取り入れ、とうとうロマネ・コンティに肩を並べるなんて言われる、ピノ・ノワールのワインが完成しました。

かつてニューヨークタイムス紙が企画したブラインドテイスティングで、ブルゴーニュの特級酒であるリシューブルを接戦を制して打ち破った実力のあるワインです。

ちなみにその時に勝ったワインは、MILLSという銘柄だそうです

ピノ・ノワールのワインがほとんどなかったカリフォルニアで、1980 年 〜 1989 年の間に
ロバート・パーカーが 90 点以上を付けたピノ・ノワールはたった 10 本しか存在しませんが、
そのうちの7本がカレラのピノ・ノワールなんだそうです

パーカー氏は 2003 年に

「 カリフォルニアのロマネ・コンティ 」

というタイトルで記事を書き、その中で

「 カレラはニューワールドだけではなく、地球上で最も魅力的なピノ・ノワールのスペシャリストのひとつである。」

と大絶賛しています

そんなワイナリー

行っとくしかないですよね


というわけで、モントレーから高速道路を乗り、途中から山道へ。

カルフォルニア独特の木が生えてない土だらけの乾燥した山をどんどん登って行って...

ほんまにこんなところにワイン畑あるんかいな


と思いながら、進んでいくと、山間の建物に到着。

ここで、テイスティングをさせていただきました

テイスティング風景は、通訳やらなんだかんだやっていて写真撮る間は無かったんですが、

アリゴテ 一種類

シャルドネ 一種類

ピノ・ノワール三種類

のテイスティングで $15+tax

なかなかコスパいいですね

これがナパの OPUS ONE だとグラス一杯で、$25 以上はしますからね

とテイスティングで盛り上がったので、担当のお姉ちゃんが、
珍しいピノ・ノワールのロゼも追加でテイスティングさせてくれました

これもなかなかよかったですよ

最後、テイスティングしながら、

お姉ちゃんはワインのボトルを持って

我々はグラスを持って

特別に熟成樽を案内してくれました

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昔の石灰石を採掘していた場所を熟成庫に改装したところです。

樽は 100% フレンチオーク

新樽率は全体で 50% ほどですが、銘柄によって新樽率を変えているそうです

樽メーカーも担当のお姉ちゃんは正式な数は覚えてなかったそうですが、5〜6社のものを使ってるとか。

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あんまり、樽のメーカーの事とか、ローストの事とか聞く人はいないみたいですね。

ちょっとマニアックな質問をし過ぎてしまったかな?

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そんなわけで、珍しいワインをいただいて、倉庫も見せてもらって、ここのワイナリーを後にしました

後で話を聞いたら、なんでも日本にはかなりのパーセンテージで輸出しているそうですよ。

今度気にして見てみよう


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする