2019年07月14日

山形県でサクランボ狩り


今回の旅の第一目的

娘が修学旅行の際にお世話になった農家へサクランボシーズンに行くこと

というわけでお昼過ぎにお邪魔しました。

娘のわずかな記憶と、家の写真だけを頼りに何とか到着

先方もとても喜んでくださり、早速サクランボ畑へ。

大きなビニールハウスの中には、収穫中と収穫直前のサクランボがたくさん実ってました。

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鮮やかなルビー色にキラキラと輝いているサクランボ

娘が来たときは、まだ青い小さな粒だったものが、こんなに大きくきれいに立派になっていたので、めちゃ感動していました。

こちらの農園は、もちろん山形では 80%以上を生産している、
超有名品種「 佐藤錦 」をメインに栽培しています。

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本当につやつやキラキラ光ってますよ。

思わず

キレイ...

って声に出てしまいます

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佐藤錦は、サクランボの王様ともいわれている山形生まれの人気品種です

糖度 18 度と程よい酸味のバランスが絶妙で、とてもおいしいんですよ

ただ、旬の時期が短い ( 6月 ) のと、とても傷みやすい、日持ちがしないというデメリットもあります

そんなデメリットを埋めるために生まれたのが、紅秀峰と呼ばれる品種です。

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この紅秀峰は、佐藤錦に比べて一週間から二週間ほど収穫時期が遅いので、6月下旬から7上旬がちょうど旬となります。

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6月の下旬だとちょうど両方食べられるベストタイミングなんだとか。

佐藤錦より赤みが増して、大粒で身がしっかりと固く、酸味が少し抑えられていて、糖度が 20 度と甘みが強く、個人的には佐藤錦よりも好きでした

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食べ比べてみると違いがよくわかりますよ

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ちなみに、

佐藤錦発祥の地、山形県の東根市は、最上川の支流である乱川 ( みだれがわ ) の扇状地にあります。

ここは水はけが良過ぎて水田に向かず、昔から畑地として利用されていたそうです。

明治の初め、内務省が西洋果樹の苗木を配布した時、そこにサクランボの苗木も含まれていたんですが、収穫期が梅雨と重なるせいで実が割れてしまい、なかなかうまくいかない。

その上日持ちもしないとあって、生産量は伸びなかったそうです。

新しい品種を作れないか ・・・

そう考えたのが、佐藤栄助氏

彼は事業に失敗し、東根町 ( 当時 ) の中心地から南に移り住み、広大な松林を開墾していました。

好奇心が旺盛なことに加え、果樹栽培が趣味だった彼は、果肉が固くて酸味のある 「 ナポレオン 」 という品種と、甘いが保存が難しい 「 黄玉 ( きだま )」 に着目しました。

その2種類を交配してできた実を発芽させて苗木を作り、そのなかで良いものを移植して育成しました。

大正 11 年に実がなります。

さらに選別を重ね、2年後、ついに最も優れた1本、つまり原木の育成に成功しました。

本格的に取り組んでから、15年後のことです。

この佐藤氏の成功を支えたもう一人の人物が、若い友人である岡田東作氏です。

佐藤氏は、研究熱心で植物全般、特に果樹に関する知識の豊富な岡田氏を信頼し、二人は兄弟のようなきずなで結ばれていたといわれています。

新品種ができた時、「 出羽錦 」 と名付けようとした佐藤氏に対して、岡田氏は 「 佐藤錦 」 としては...と提案しました。

砂糖のように甘いと喜び合ったことに由来するそうですが、それだけではなく、佐藤氏を兄と慕う岡田氏の友情と敬意の表れでもあったような気がしますね。

そんな苦労をして作った佐藤錦。

現在ではさらに改良を重ね、山形を、いや、日本を代表する山形のサクランボとして全国に出荷されています。

もう一種類いただいたの黄色いのは、「 月山錦 」( がっさんにしき )。

これは幻の品種とも言われており、この農家でも数本の木での栽培です。

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一本の木にもそんなにたくさん成らなくて、また栽培も難しいので、なかなか市場に出回りません

山形県内のスーパーでもなかなかお目にかかることが無いので、それ以外の場所だと
高級フルーツ店で贈答用で少し見かけるくらいかな?

とても明るい黄色と、大粒なのが特徴です。

酸味が少なくフルーティーな甘さは、まさに幻のサクランボですね。

山形に来て見かけたら是非ご賞味ください。

と言っても、結構お高いですよ。

また、
枝になっているさくらんぼの甘いものとそうでもないものの見分け方で、ドシロートでも簡単にわかる見分け方も教えていただけました。

これも食べ比べると一瞬でわかりましたよ。

サクランボの皮の張りや色艶なんかの整ってるのがいいってのはわかりますが、それ以上に、

来年実をつける場所にある物より今年最後の実のなる場所の方がうまい

ってこと。

今年最後なので、力を振り絞って実に栄養をためるんだとか。

来年咲くものは、
花弁にも栄養分をためているので、そこまで実に栄養が回らないんだとか。

花弁はすぐにわかるので、今度サクランボ狩りをするときは参考にしてみてくださいね。

写真撮ったんだけど、いまいちわかんなかった...

こちらは変わり種のサクランボ

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商品にはならないんだけど、子供ウケはするそうです。

というわけで、サクランボ畑の中でたくさんサクランボをいただき、種はその辺に捨てていいよということで、ポイポイと。

子供が、

「 この種庭に植えたらサクランボの木ができるかな?」

って質問したけど、農家のおじさんは笑ってました

ま、育ったらこの畑はサクランボの木のジャングルになりますからね

ま、できないことはないと思うけど、かなりレアなケースらしい。


そんなわけで、修学旅行では娘がお世話になり、今日は家族全員がお世話になった、とてもいい農家さんでした。

なんだかんだで、2時間ほどお邪魔してしまいました。

いろいろとありがとうございました。


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする