2017年09月17日

お祭り前のリボヴィレの町


フランスの東部にはライン川が流れていて、ちょうどその川がドイツとの国境線を成しています。

そのライン川をはさんで、ドイツ側、フランス側と並行して南北に高速道路が走っているんですが、今まで走ってきて面白かったのは、

ドイツの運転手さんはドイツのアウトバーン

フランスの運転手さんはフランスのオートルート

を走る傾向が強いですね

やっぱり自国語での案内板の方が安心して運転できるんでしょうね

そんなわけで、今回はドイツの運転手さんだったので、ドイツのアウトバーンを北から南に走っていき、オッフェンブルクという町からライン川を越えてフランスへ

ちょうどアルザスの首都ともいわれている、ストラスブールのちょっと南側から入ってきました。

フランスのアルザス地方ってのはドイツになったりフランスになったりと
激動の歴史を繰り返してきています。

簡単に言うと、西ローマ帝国がバラバラになって、東西フランク王国の境目あたりに位置していたこの地方は、ひとまずカロリング朝が統治。

その後、フランク王国が三分割されたとき、中部フランク王国とはなりました。

おおざっぱに言うと、

西フランク王国はのちのフランス

東フランク王国はのちのドイツ

そして中部フランク王国はのちのイタリア

となっていくわけなんですが、イタリアとは程遠い北に位置するこのアルザス地方、870 年のメルセン条約でここの中途半端なエリアは、ほったらかしにされたのか、東フランク王国の一部となりました。

その後、東フランク王国領がのちの神聖ローマ帝国 ( ま、言ってみればドイツの前身ですよね ) になっていくわけですが、その後、1648 年のウェストファリア条約で神聖ローマ帝国は解体されフランスに割譲されます。

1870 年の普仏戦争後はまたまたドイツ領へ。

1919 年のヴェルサイユ条約でフランスが取り返し、

1940 年にはまたまたナチスが占領し、

1945 年のドイツ降伏でまたまたフランスに戻ってきました。

これ以外にも細かなことはたくさんありましたが、そんなこんなでフランスとドイツの両方の文化の融合という独特なアルザス文化が生まれた場所です

フランスともドイツともちょっと違う、そんな場所なんですね。

そんなアルザス地方の一つの町、リボヴィレにまずは入っていきました。


この町は、リクヴィルと同じくワイン畑のど真ん中にあり、アルザスワイン街道も通っています。

リボヴィレの町で有名なのはコウノトリ。

アルザス地方の象徴ともなっている鳥で、ストラスブールの市の鳥にもなっています

そんなコウノトリ、昔から夏はこのアルザス地方にやってきて秋になるとアフリカへ帰っていくんですが、でも一時は絶滅の危機となりこのアルザス地方でも姿を消しつつありました。

そんなコウノトリを保護しようと、このリボヴィレの隣町にあるユナヴィルという場所に繁殖センターができて、そこが成功をおさめ、数もだんだんと増えてきたみたいですよ。

民家や公共の建物の屋根に、コウノトリが巣を作りやすいように土台を設置してある所も割と見かけます。

そんなリボヴィレの町ですが、リクヴィルは町を歩いている人はほとんど観光客って感じなのに対し、こちらは観光客よりも地元の方々の方が多いような、生活感あふれる町なんです。

作り物感がないというか...

こちらがそのメインストリート

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家々の壁から看板が出ているのは、このあたりの町の特徴ですね

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メインストリートから離れたあまり観光客が来なさそうな路地にも、ちゃんとお花が飾られています

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アルザス地方はワインが有名ですが、地ビールもたくさん種類があって飲み比べるのも楽しいですよ。

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こちらはメインストリートの中ほどにある広場。

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何やら仮設スタンドが作られていますが、これ、我々が行った翌日にこのあたりで一番大きなお祭りがあるんです

毎年 9 月の第一日曜日に開催されるこのお祭りは、「 笛吹の祭り 」 って言ってなんでも楽器を壊されてしまい落ち込んでいた笛吹きに、この町の領主様が金かを与えて新しい笛を手に入れる手助けをしたそうな。

とても喜んだ笛吹きは領主様を王と崇め、笛を吹いてパレードをしたのが始まりなんだとか。

このお祭り、もう何百年の続いているみたいで、年々規模が大きくり、ヨーロッパ各国からもたくさんの笛吹きたいがやってきて、中世の衣装を身にまとってパレードをするそうです。

現在はちょうどワインの収穫時期にもあたるので、ワインの収穫祭も兼ねているみたいですよ。

と、街を歩いていたらおそらく翌日のパレードに参加する笛吹き隊かな?

トラクターの荷台に乗ってやってきました

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まだ午前中なのにもうみんなビールで出来上がっていて、我々が日本人だとわかるとより一層盛り上がりましたよ

そんな笛吹きの祭り、この町の一大イベントのようで、
街角には笛吹をモチーフにしたいろいろなものを見かけました

例えばこのアイスクリーム屋さんの入り口とか、

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道の交差するところとか、

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建物の二階部分とか

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建物の壁にも

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というわけで、この町に行かれたらこんな笛吹きものも探してみてくださいね。

そして笛吹ものを見かけたらぜひともこの記事を思い出してくださいね。


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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