2018年05月11日

とろけるようなクラテッロ


クラテッロって生ハムをご存知の方は、かなりのイタリア通というか、イタリア料理マニアですね

イタリアで生ハムを食べたいって人は結構いらっしゃいます。

ほぼ個人で日本に持ち込むのは不可能ですから、お土産で買って帰りたい人はどうしても業者の、例えばお土産宅配サービスなんてものを利用しないといけないので、日本のスーパーなどで購入するのとお値段もそんなに変わんなくなるし

なので、できれば現地でおなかいっぱい、飽きるほど食べた方がいいですよ

イタリアのある程度いいホテルだと、朝食にもしっかりあったりするし、そこそこのレストランだとメニューにもあるので、比較的どこでも食べることができます

でも、このクラテッロってハムは生産量が絶対的に少ないので、本場イタリアでもなかなかお目にかかることはありません。

イタリア人でも知らない人もいるくらいなんです。

なので、どうせならこういう超珍しいものを食べたいですよね

というわけで、またまたこのクラテッロを
本場の生産している村まで食べに行きました

どんなものかというのはこちらを見ていただいて...

クラテッロを食しにジベッロへ

幻の生ハムを食べにきました

一口だけでも食べたい幻のハム

クラテッロをジベッロで食す

DOP 認定ではない幻のクラテッロ


今回も行ったのがクラテッロ生産の本拠地であるジベッロ村の、超有名店

TRATTORIA LA BUCA

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ちょっと遠回りしても訪れたいお店です

という表記どっかで聞いたことあるような

まさに、ミシュラン二つ星の定義やん

ま、このお店はミシュランの星とは関係ないんですが。


ここではやっぱりこれ

Culatello di Zibello

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もう、これっしょ

これだけ盛られて、なんと€15

日本だといくらするんだろうね...

というか、こんな家庭的なお店でクラテッロなんて置いてないだろうなぁ...

生ハムはこの薄さが命です。

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スライサーがないとなかなかおいしく頂けないので、やっぱり生ハムを買うのはスライスされたものの方がいいかもしれませんね。

というわけで、
ここエミリア=ロマーニャ州に来たらぜひとも食べていただきたいものの一つになります

お食事はこれだけではやっぱりちょっと物足りないので、
せっかくだからこのお店のスペシャリテ

Tortelli di zucca

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この地方の名物である詰め物をした生パスタ


スパゲティーやペンネなどの乾燥パスタは、イタリアの法律でデュラムセモリナという硬質小麦を使うことを義務付けています。

それに対して、生パスタは、粉の配合を変えたり水分量を調整したり、卵を加えたりすることで、食感の違うパスタを作ったり、いろんな形に加工したりしています。

なので
生パスタはソースや具材との相性をとっても大事にしているんですよ。

昔から、南部一帯では硬質小麦 ( デュラムセモリナ ) が栽培され、北部のパダーナ平原では軟質小麦が栽培されていたことから、このあたりは生パスタが主流となっています。

なので、アルデンテ...
というよりももちもち食感や、うどんと同じようにこしを大事にしているパスタが多いですよ。

なんか昔あったなぁ...

スパゲティーはアルデンテ...固定観念を持っている日本人が、この地方の生パスタを食べて、せっかくのもちもち食感がおいしいのに、
「 歯ごたえがない 」 って怒ってた人...

特に日本ではスパゲティー・ボロネーゼなんて言われているボローニャ風のミートソースは、発祥のボローニャではタリアッテーレという卵入りのきしめん状パスタが基本ですし、ペンネに似たガルガネッリやうどんのようなピーチなど面白いものもたくさんあります。

昔からイタリア半島では生パスタが主流だったのですが、18 世紀に乾燥パスタが登場してからは、保存がきくのでこっちの方が主流になってイタリア全土で食べられるようになりました。

でも、生パスタはその土地の郷土料理としてそこに行かないとなかなか味わえないし、
他のところでも生パスタが出て来たら、あ、○○州の名物だねと言ったりして、話も弾みますね

こういう食材の違いを知って地方料理を楽しむためにもフードアナリストの勉強は楽しいですよ

どうせ食べるなら、その料理の背景を知っているとより楽しめますし、新たな発見もできますから

とちょっと宣伝もしたりして...


そんなこんなで、今回はこのトルテッリ

それもパダーナ平原のカボチャの詰め物をしたちょっと甘いもので、ここのお店が考案したものなんだそうです

オリーブ油ではなくバターを使って仕上げたこの生パスタ、もう最高

是非この店に行かれたら、とろけるような赤身のクラテッロとマンマ考案のトルテッリ、
この二品は必須ですよ


お店
名前 : Trattoria La Buca
住所 : 43010 Zibello (PR) - ITALY - via Ghizzi 6
TEL  : 0524 99214
定休日 : 火曜日
URL  :
http://www.trattorialabuca.com/english/trattoria.htm


世界中からメディアが取材に訪れ、自らクラテッロの熟成庫を持ち、ポー川からの霧と独特な気候によって、完璧なクラテッロが生産される地に 5 代にわたって営業を続けるトラットリアです。クラテッロ生産者に 「 おいしいお店は?」 と聞くと必ずこの店の名前が上がります。パルマエリアの郷土料理も定評があり、このエリアに来たらぜひとも生ハムの王様クラテッロと郷土料理を召し上がってください。



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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | イタリアの食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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