2016年09月18日

クライネシャイデックを出発


クライネシャイデックの山岳ホテルに 2 泊した後はいよいよ出発

ここクライネシャイデックへは登山電車でしか行くことができないので...
( もちろん許可をとった車だと入っていけるけど通常は電車のみね ) 帰りも電車で

駅に行ったら、2004 年から運行している最新型の Bhe4/8-141形電車が止まっていました。

swiss16 (118).jpg



写真を撮っていたらちょうど出発するところだったので、動画 🎥 もね。




奥の方に行くと、古い懐かしい電車も止まってましたよ

こちら、BDhe4/4形で、1970 年から走っている、現役では最古のものです。

suiss16 (372).jpg



現在では、旅客用としてはほとんど走ってなく、今回も貨物専用として使用されていました。


ところでスイスの登山電車は、日本ではほとんど見かけなくなった、ラックレールという方式で、急勾配を上っていくものがあります。

今回使用したユングフラウエリアの鉄道もそうです。

ラックレールというのは、レールとレールの間にギザギザのレールを敷き、車両についている歯車 ( ピニオン ) をかみ合わせて急勾配を登り下りするシステムのことです。

日本で、ラックレールといえばアプト式が有名ですが、こちらは、マッターホルンエリアの
ゴルナーグラード鉄道氷河特急フルカ山岳鉄道なんかが使っています。

ユングフラウ鉄道では次の 3 種類。

「 リッゲンバッハ方式 」

「 シュトゥルプ式 」

「 フォンロール式 」

となっています。

まずはリッゲンバッハ方式

スイスの技師ニクラウス・リッゲンバッハによって、によって考案された方式です。

アメリカ人のシルベスター・マーシュ氏によって考案された方式と似た構造で、はしごのような形のレールが特徴です。

Riggenbach.jpg



はしご状にしたのは、ピニオンが横ずれしてラックレールから外れないようにするためで、1871 年に開通したリギ鉄道 ( Rigi Bahnen ) で実用化されました。

この方式は、
グリンデルワルド ⇔ クライネシャイデック ⇔ ラウターブルネン間で主に使われています。

日本では、能勢電鉄が能勢妙見山で運行している観光遊覧鉄道 「 シグナス森林鉄道 」 や、足尾銅山観光の鉄道などで使用しているそうです。

次に、シュトゥルプ式

スイスのエミール・シュトループによって考案された方式です。

通常のレールの上に歯をつけてラックにしています。

Strub.jpg



これが、ここユングフラウ鉄道で 1912 年に実用化されました。

現在でも、クライネシャイデック ⇔ ユングフラウヨッホ間に使われています。

そして最後にフォンロール式

スイスのフォン・ロール社によって開発された方式です。

分岐器も含め構造が簡単なので、リッゲンバッハ式・シュトルプ式ラックレールの置換用として、または比較的新しい路線でよく使用されています。

薄い板状で上部がギザギザになっているのが特徴です。

VonRoll.jpg



こちらは、全区間で見ることが出来ます

というか、最近この方式がどんどん増えています。

ではおさらい

これが、「 リッゲンバッハ方式 」

Riggenbach2.jpg



続いて 「 シュトゥルプ式 」

Strub2.jpg



最後に 「 フォンロール式 」

VonRoll2.jpg



リッゲンバッハ方式はすぐわかると思いますが、シュトゥルプ式とフォンロール式が難しいですね。

特別に、二つの方式のつなぎ目をお見せしましょう

joint16.jpg



はい。

わかりましたか?

以上、スイスラックレール方式のどーでもいい講義でした...


そしてこちらが、車輪についているピニオンです。

swiss16 (88).jpg



ラックレールはいつでも見られるんですが、ピニオンの方は車体にもぐったりしないとなかなか見られないんですよね。

僕もかがみこんで見ていたら、整備のおっちゃんが手招くしてくれて、行ったら...

簡単な整備工場で、たくさん車輪が置いてあったのでじっくりと見ることができました

こんなの、なかなか見られませんよ


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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