2017年01月14日

デルフォイの神託が行われた地


さて、ギリシャでももっとも有名な聖域の一つでもあるデルフィ

古来から様々な人たちがこの地に赴き、神託を得たといわれています。

デルフィの古代ギリシャ語での呼び方は、デルフォイ。

この地の巫女の占いは、デルフォイの神託と呼ばれていました。

例えば...

トロイアのパリス王子に王妃ヘレンを奪われたスパルタの王メネラオスは、デルフォイの神託を得て、トロイア戦争を起こします。

また、ソフォクレス作の悲劇 「 オイディプス王 」 では...

神託によって、「 いつの日か、王の息子が王を殺し、王の妻を娶るだろう 」 と予言されたテーバイの王ライオスは、新しく生まれた自分の子を恐れて、羊飼いに命じ、踵を刺して足を結び付け、山に連れて行って殺すように命じます。

しかし、羊飼いは赤ん坊を殺せず、子のいないコリントス王家に預けてしまいます。

コリントス王は踵がはれ上がっている子をオイディプス ( 腫れた足 ) と名づけ、育てていきました。

ある日、オイディプスに 「 おまえは自分の父親を殺すだろう 」 という神託が告げられると、彼は実の父だと思っていたコリントス王を気遣ってコリントスを離れ、テーバイへの旅に出ます。

旅の途中、オイディプスは僅かの従者を連れて旅をするライオス王に出会います。

オイディプスを盗賊だと思いこんだ王は、道をふさぎ討伐しようとします。

オイディプスも応戦し、ライオス王と従者たちの大部分を打ち殺しました。

これで二つの予言のうちの一つが当たってしまいました

続いて、オイディプスはスフィンクスの謎を解き、テーバイの人々をスフィンクスから解放します。

ちなみに、スフィンクスの謎ってご存知ですよね。

「 朝は四本足、昼は二本足、夜には三本足で歩くの、なーんだ? 」

( ま、実際はこんなに軽いノリではなかったと思いますけど )

これに答えられなかった旅人はスフィンクスに殺されてしまうという、とっても恐ろしいものなんですが、オイディプスはあっさりと答えてスフィンクスを退治してしまいます。

その褒賞としてオイディプスは、ライオス王の後継者としてテーバイの王に任命され、実の母であるイオカステを妻とします。

こうして第二の予言が実現されたわけですね。

夫婦は、彼等の血縁関係について知らないまま、次々と四人の子供をもうけます。

数年後、テーバイに疫病が発生したとき、デルフォイの神託は

「 ライオス王の殺害者を発見しなければならない 」 と告げます。

オイディプスは事件を調べ、自分自身が探していた殺害者であり、実の母親を妻としたことに気付いてしまいました。

それを知るとイオカステは自ら首を吊り、オイディプスは自ら盲目となりました...

なんというギリシャ悲劇でしょうね。

神託も殺生なものですね。

ライオスの王もこの神託を聞かなければ、夫婦水入らずでずーっと仲良く暮らせたかも。

ま、そうなったらオイディプスはスフィンクスを退治できたかどうかはわかりませんが...

このスフィンクス、近くの博物館の中にありますので、セットで見学するとよくわかりますよ


そんなわけで、こちらがその神託が行われたアポロン神殿

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現在は柱だけが残っています。

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その上の方には劇場跡

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昔っから演劇や音楽が催されたところですが、紀元前 4 世紀に岩盤を削って建てられました。

現在この劇場、アメリカに住む大金持ちのギリシャ人が大金を寄付して、また劇や音楽が上演出来るようにと、修復工事の真っ最中です

いつ完成するのかな?

ちょっと下がって行って、こちらがアゴラと呼ばれていた広場。

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大地のへそと呼ばれている石

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とそんな感じで、こちらものんびりと散策してみました。

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アポロンの神託がどのようにして行われたかというのは、
前回詳しく書いたのでそちらを見てくださいね。


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシャ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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