2016年09月21日

ピラトゥスの山岳ホテルへ


今回の最終宿泊ホテルはピラトゥス山のてっぺん、標高約 2100m のところにある、
Hotel Pilatus-Kulm へ。

歴史的建造物に認定されているこのホテルは、1890 年創業の由緒ある山岳ホテルです

1999 年から州の保全指定建造物になっているんですが、でも、2010 年に最新設備を完備したスタイリッシュな客室やテラスに完全リニューアルし、古臭さは全くなかったですね。

もう、山小屋...山のホテル...というよりもシティーホテルといった方がいいくらいのホテルになっていました。

そんな由緒ある建物をここまで大改装していいのかな...なんてちょっと思ったりもしましたが、ま、主要な部分は残しつつモダンな感じに仕立てたんだと思いますけどね

スィートルーム 3 室を含む 全 30 室からなっているこのホテルは、ピラトゥス鉄道の駅から直結しています。

んで、ここに来るには二通りの方法があり、一つがルェルンの町はずれにあるクリーンスという町から
ロープウェイを乗り継いで登る方法です。

こちらはなんといってもルツェルンの町から近いってのと、早く登れるってので人気が高いですね。

そしてもう一つは、アルプナハシュタットって町から登山電車で登る方法があります。

今回は、ルツェルンからアルプナハシュタットまで湖のクルーズをしたので、そのままそこから登山電車に乗って山頂まで。

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この登山電車は、世界一急こう配を上る電車ということで有名です。

傾斜度最大 480‰ という世界一急勾配となるラックレール登山鉄道です。

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48‰ って言ったら、1m 進むのに 48cm 上るってことですね。

角度でいうと 25.8°

ちょうどエスカレーターをそのまま坂道にして上っていくような感じです。

ちなみに JR の最大勾配は、飯田線赤木 − 沢渡間に 40‰、約 2.3°の勾配があり、最急勾配です。

というといかにこの角度が無茶なのかがわかりますね。

んで、この勾配を上っていく登山電車の方式は、
世界で唯一のロッヒャー式のラックレールです。

はい、出てきましたね、新方式

ロッヒャー式ラックレールの画像は残念ながら撮れませんでしたが、ギアが水平についているんですよ。

19 世紀に技術者ロッヒャーって人がピラトゥス山頂へ鉄道を敷くという計画を発表した時は、ほとんどの人が実現不可能と考えていました。

しかし、1889 年のパリ万博に彼自身が考案した、歯車を2つ噛み合わせた革新的なラックレールシステムにより、同年には総距離 4618m の路線を敷設することができました。

他の方式は垂直ですが、こちらはラックレールのギザギザが一本のレールの左右についていて、それをピニオンがはさんで上るってことで、この急こう配を上っていくことができます

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まるでケーブルカーのような斜面を登っていくんですが、自力で登ってるんですよ。

車内も階段になっていて、ケーブルカーそのものですがね。

そして到着したところが展望台にもなっていて、絶景が見渡せます

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反対側にはルツェルンの町がきれいにね。

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ピラトゥス山はいくつかのピークがあって、一番高いのがトムリスホルン2132m です。

この展望台からもいくつかの簡単なルートがあって、それぞれのピークに行けます。

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ピラトゥスって名前は、イエスに処刑の判決を下したとされる古代ローマの総督、ポンティウス・ピラトゥス ( ピラト ) にちなんでおり、ピラトゥスの亡霊がたどり着いたという伝説があります。

そのため、中世はこの山に登ることは禁じられていたそうです。

また、別の伝説によると、この山に大昔に竜が住んでいて、人々や家畜を焼き尽くしたとか、また遭難した人を助けたというものもあり、竜はピラトゥス山のシンボルマークとなっています。


そんなわけで、ホテルチェックインしてちょっとそのあたりを散歩して...👟 👟 👟

こちらはホテルの部屋から上ってくる電車を撮ってみました 🎥




そして、終電や終ロープウェイが終わって人が少なくなったころ、ホテルが準備してくれたウェルカムドリンクタイムとなりました


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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