2017年06月09日

一口だけでも食べたい幻のハム


お昼ご飯を食べた La Buca から車で 5 分 🚗 💨💨

やってきたのが世界的にも有名なクラテッロを作っている工場です

Antica Corte Pallavicina

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昔は貴族の館だったということで、重厚でゴージャスな佇まい。

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ここのハム製造現場は、アンモニアなんかも使ってるので強烈な臭いがするからパス。

その代わりに、熟成庫を見せてもらいました

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天然の貯蔵庫で、温度管理も自然任せ


クラテッロはプロシュートと同じく白豚を使うんですが、後ろ足のももの部分ではなくってお尻の部分を使います。

それに塩・胡椒をして冷蔵庫で寝かせ、胡椒を取り除いたら豚の膀胱に入れてひもで縛ります。

その後ゆっくり乾燥させたのち、この貯蔵庫に入れ熟成へ。

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1 年たった時に、またまたハンマーでたたいて状態を見て、OK だとクラテッロの焼き印が押され、再び熟成へと戻っていくわけです。

ハムづくりには風がとっても重要なんだとか。

空気に含まれる湿度もそうなんですが、空気中の塩分も大きな要因になってきます。

例えばプロシュートはリグニア海からの海風の影響を受けるので割と塩気のある味になり、クラテッロはポー川からの塩分を含まない風なので、もうちょっとまろやか。

さらに内陸のサン・ダニエーレだと塩気もなく甘みが強くなってきます。

それぞれ食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね

さてさて、今回見学したこの工場は、クラテッロ作りの第一人者で、クラテッロ協会の会長でもあり、自身の一つ星レストランのオーナーでもある、
マッシモ・スピガローリ氏の店。

世界中の VIP からオーダーが入る超有名店 なんです。

通常のクラテッロはもちろん最上級の味わいですが、ここではもう一種類、
幻中の幻 といわれているクラテッロを作っています

通常のは白豚で作るのですが、こちらの幻のハムは黒豚を使うんだとか

そう、イベリコ豚の親戚って言っていましたが、こちらを使うととっても脂がのってその脂の甘みが凝縮していてサイコーなんだって 💧

僕も一度は食べてみたいんですが、残念ながらこのときは準備がなくって無理でした...

でも熟成庫の中には今か今かと出番を待っているこの幻のクラテッロが。

世界中の超高級スーパーレストランがオーダーしていて、

ここぞというタイミングに出荷される予定のものが。

日本だと唯一、シャングリラホテルが予約していました。

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こちらは個人のオーダー。

誰かわかるかな?

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SAR PRINCIPE CARLO

英語にすると、PRINCE CHARLS

そうです。

英国王室のチャールズ皇太子が予約しているものなんですよ。

すごいですね。

やっぱ、一度食べてみたいなと思って、ダメもとで、

「 今度来たとき試食させてくれる? 」

って聞いたら、

「 いつ頃? 」

って。

「 10 月か 11 月 」

って言ったら、

「 状態がよかったらね

とは言ってくれましたが。

ちなみにこのクラテッロ、もちろん D.O.P. を所得しているんですが、
この黒豚のクラテッロは D.O.P. ではありません

クラテッロの定義では白豚を使うってことになっているので、黒豚を使ったらその定義に外れるから D.O.P. にはならないんだそうです。

でも、ね。

一度は食べてみたいなぁ...

もし購入したいのなら、2 年待ちなんだとか。


ここの工場、宿泊施設もあり、一つ星レストランもあるので、夕食でここに来るともしかしたら食べられるかもしれませんよ

そんなこんなで、一応売店も見て...

これがクラテッロ ( 製品版 )

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残念ながら日本には持って帰れないってことと、持って帰っても一般家庭では超薄切りにスライスできないので、また今度来たときに食べてみようと思います。


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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアの食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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