2017年06月27日

本物のプロシュートを東京で


エミリア・ロマーニャ州をメインに、ロンバルディア、トスカーナと周ってきたイタリアの旅

もっともっとこのエリアのことを勉強しないと...

と、ランブルスコ、ニョッコ・フリットなどをキーワードでググっていたら、
日本で、エミリア・ロマーニャ州料理を食べさせてくれるお店がでてきました

なんか気になるな...と思っていたら、たまたま会社で友人に、

「 今晩めし食いに行かない? 」

とお誘いを。

いつも行き当たりばったりで会社でてから 「 どこ行こう...」 なんて話しているので、

「 それやったらちょっと行ってみたいイタリア料理の店があるねん。どない? 」

「 なんやお前、この前イタリアから帰ってきたのに、またイタリアン? まぁええけど 」

そんなわけで、予約の電話を入れたら、カウンター席だったら空いているということでした

予約の電話を入れた時に、お店から、

「 このお店なぜ知ったのですか? 」

との問いが。

ま、深い意味はないんですが、

「 この前、エミリア・ロマーニャ州に行ってきたので、ちょっとニョッコフリットとクラテッロ、そしてランブルスコでもって一杯飲みたいなと思って...」

というわけで、行って来ました。

お店は神楽坂の中ほどをちょっと細い路地を入ったところ。

IL BOLLITO

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お店はカウンター席とテーブル席とでそんなに広くはありません。

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テーブルの上には、これ、トルテッリかな?

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州内の各地方でのかたちの違い...かもね。

そしてテーブルについたら、店主さんがエミリア・ロマーニャ州のこと、こちらの料理の特徴なんかをお話してくれました

この地方のことは、以前書いたのでちょっと省略しますが、
特徴的なのはイタリアを代表する食材

パルミジャーノ・レッジャーノ



生ハム

などはこの地方が名産なんですよね。

エミリア・ロマーニャ州の北側にはべネタ平原が広がっており、そこにイタリアで一番長い川、ポー川とイタリアで二番目に長い川、アディジェ川が流れているので、昔から肥沃な大地となっています。

そのおかげで農業や酪農が盛んな地域なんです。

で、メニューを見て何を食べようかと思っていたら、店主さんが

「 初めてだったら前菜の盛り合わせなんかよろしいですよ 」

というわけで、迷わずそれ

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エミリア・ロマーニャ郷土料理の冷たい前菜盛り合わせ 4 種 ¥980

チッチョラータ
プロシュート・ディ・パルマを作る豚の頬肉のミンチを炒めたチッチョーリを煮固めて作る煮凝り。
これにバルサミコがかかってます。

アグロドルチェ
は玉ねぎの甘酸っぱいマリネ

それとファジョーリ、や卵のスパイシーなどの盛り合わせです。

で、ワインは、ここは白の、ちょっと珍しいやつということで、これ。

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LUSENTI EMILIANA 2015

マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ種を使った微発砲白ワインです

超おすすめ だということでまずはテイスティングさせていただきました

こちら、ランブルスコと同じく瓶内二次発酵を行っており、それを濾してないので酵母やオリが瓶底にたまってちょっとにごっています。

このにごりがうまみを出していくみたいですよ。

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夏の暑いときにもってこいですね

で、この後はお待ちかね。

ニョッコ・フリットとプロシュート・ディ・パルマ ¥1,280

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残念ながらクラテッロは無かったんですが、もしあったら、いくらしたんでしょうね

ここでプロシュートのことを少しお話してくださいました

ここのプロシュートは 「 骨抜き 」 という作業を店内でやってるって。

???

プロシュートってのは豚の後ろ足の肉のことなんですが、当然ながら骨がついています。

これをとる作業がこれまためんどくさいので、
通常は骨が抜かれた状態で輸入されているそうです。

でも、骨を抜いたらその部分が空洞となり劣化するので、熱を与えてプレスして空洞をなくす作業をするそうです。

そうすると生ハムで重要な香りが無くなってしまうんですね。

この店はそこんところにこだわりを持っており、
お店で提供する直前に骨抜きをするそうです。

そうすることによって、イタリアで食べるのと同じように、
プロシュートのポテンシャルを最大限に引き出して提供できるのだとか

現在、日本でお店で骨抜きやってるお店はそんなに多くないので、これは貴重ですね。

で、ニョッコ・フリットと一緒に

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ランブルスコで流し込む。

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いやぁ、このお味ですよ。

つい数日前にこんなの食べていたんですが...

それもありがたくちょこっとずつ...ではなくって、
ガバガバ、ぐびぐびと...

そして次に注文したのは、これもめちゃ気になってたら、

“ 赤牛パルミジャーノ ” の白いプリン ¥880
〜 ブドウ果汁を煮詰めたソース 〜


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プリンといってもデザートではなくて、お料理です。

赤牛のミルクで作ったパルミジャーノ・レッジャーノのプリン

見た目はさっぱり、口当たりもさっぱり

でも赤ワインにばっちりというお味

店主が押してくるのもわかりますね。

上にかかってるのは、バルサミコになる前のブドウ果汁を煮詰めたモスト。

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これを樽に入れて熟成させたらバルサミコになるんですよね。

さっぱりとした甘さと味わいでしたよ。

そしてこちらは...
何だったかな?

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牛肉料理です...

そしてワインもどんどんと。

こちらも珍しい、
La Stoppa Ageno 2011

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マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ 60%

トレッビアーノ・オルトゥルーゴ 40%


のブレンドで、これ白ワインなんですが、30 日間もの長期間、
果皮を漬け込んだまま発酵させるという、まるで赤ワインのように
「 かもし発酵 」 を行って造られたワインです。

何となくオレンジ色してますね。

お味は...

ちょっと酸味と苦みが前面に出てきてて、ちょっと僕の口には...

グラスにしておいてよかった。

ではお食事。

パスタから、

粗びき牛肉ボロネーゼのタリアテッレ ¥1,480
( 挽肉のトマトソースと平打ちパスタ )


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やっぱり肉、おいしいです。

最後の赤ワインはこちら

VELIUS ROSSO ASCIUTTO 2004

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クロアティーナ 45%

カベルネ・ソーヴィニヨン 30%

バルベーラ 25%


という珍しい、でもエミリア・ロマーニャ州のブドウ、クロアティーナ主体のワインはどっしりとして、これまた肉料理にありますね

さっきのお肉と言い、このタリアテッレといい。

そんなわけで、おいしいワインをしこたま飲み、おいしい料理をたっぷりと食べ、楽しい話をたくさん聞いてとっても満足な夜でした。

ただ、あまりにも飲み過ぎたのでお会計が、お店の人がとっても喜ぶ金額になりましたけどね。

でも、また行こ


お店
名前 : IL BOLLITO
住所 : 東京都新宿区若宮町 5
TEL  : 03-3235-3225
営業時間 : 17:00 〜 26:00 【 火 〜 金 】
       15:00 〜 24:00 【 土・日曜 】
定休日 : 月曜日
URL  :
 http://www.il-bollito.com/

神楽坂にある、エミリア・ロマーニャ州に特化したイタリア料理店。
食事、ワインも同州の物をメインにするこだわり。
店主や店員も同州の食文化に詳しく、面白い話を聞きながらお食事も楽しめます。
カジュアルな店内で、みんなでワイワイとおしゃべりしながら楽しいひと時を過ごしてみては。





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posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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