2013年11月06日

最後は Chateau Pavie


サンテミリオン地区ワイナリー巡りの最後は、Chateau Pavie

CIMG0503.jpg



どうです?
この立派なビジターセンターの建物。

この建物もつい最近できたそうです。

入口には、しっかりと

1er Grand Cru Classé“ A ”

と刻みこまれています。

サンテミリオンの格付けは、ボルドーで有名なメドック地区とまたちょっと違っています。

1954 年に制定された後は、1969、1985、1996 年、2006 年と、大体 10 年ごとくらいに見直しが行われています。
ここんところがメドック地区の格付けとはちょっと違うところですね。

で、この Chateau Pavie は、最新の 2012 年の格付けで、さっき訪れた Chateau Angelus とともに見事最高の“A”の称号をとりました。

これでサンテミリオン地区の“A”ランクは 4 シャトーになったわけですね。

ちなみに“B”は 14 シャトー、Grand Cru Classé は、64 シャトーとなりました。

この格付け、いろいろと物議をかもしだしたりしていますが、特に 2006 年の改定の時がひと騒動だったそうです。

というのも、この時、8 つのシャトーが『格上げ』となり、13 のシャトーが『格下げ』となったんですが、格下げになったシャトーのうち、8 シャトーが不服として訴訟を起こしたんですね。

でも、あがる予定だったシャトーは、無効になったら困る...

ごだごだやってるうちに、1996 年の格付けの期限切れが近づき、
このままだと 60 以上あるサンテミリオンの格付けがすべて無効になってしまう...

そうなると、ラベルにグランクリューとか書ける権利が無くなってしまうんですよね。

なので、特別処置として、1996 年の格付けがそのまま 2009 年まで続行。

そして、2009 年にもう一度国会で審議され、2011 年まで格付けが延長。

また、2006 年の段階で格上げされたシャトーは、格上げされた表記をすることができるということで、とりあえずの決着となりました。

そんなわけで、現在のサンテミリオンの格付けでは、格上げはできても、格下げがもうできないという状況になってしまったわけですね。

今後、どうなるのか注目ですが。

ま、いずれにしても 2012 年の格付けでサンテミリオン最高峰の格付けとなったシャトー、見てみましょう。

こちらが畑。

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1 級グランクリュークラッセでは最大の 37ha あるブドウ畑では、21 の区画に分かれていて、斜面にもなっていてそれぞれの土壌も微妙に違います。

その土壌に合わせて、
メルロー 60% カベルネ・フラン 25% カベルネ・ソーヴィニヨン 15%
のブドウを栽培しています。

このシャトー パヴィというのは、地名から来ていて、もともとは桃が栽培されていたそうです。

その後、4 世紀頃からローマ人がブドウを栽培したのが始まりだとされています。

この新しい、2 年かけて作り上げたビジターセンターを入ったら、いきなりこんなもんが。

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なんとなく“金”のにおいがしてきますね。

反対側には、ブドウ畑もあります。

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木の小さなところは、2 年前まで道路だったところで、このビジターセンターを作った時に道路もつぶしてしまったので、そこを畑にしたそうです。

ほんと、すごいですね。

残念ながら、見学したときは一年で一番忙しい時期(ブドウを収穫して発酵タンクに入れてという時期)なので、さすがにタンクは見学できなかったけど(というよりも、シャトーの見学できたのが奇跡exclamation&question)、樽の熟成所は見せてくれました。

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ちなみに、畑は 21 の区画に分かれているんですが、発酵タンクも 21 個あります。

そこで発酵させたものを樽に入れるのですが、こちらは、新樽率 75% だそうです。

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この樽熟成所、何箇所か見てきたんですが、ブルゴーニュやシャンパーニュと違って、一言で言って

きれい

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ブルゴーニュなどでは、石灰質の地下や岩盤をくりぬいて、自然な感じで熟成させているのに対し、こちらはどこも冷暖房完備の、最新温度・湿度管理でとっても衛生的

もう、全然違いますね。

同じものを作ってるとは思えないくらいでしたよ。

樽にもロゴが。

CIMG0510.jpg



この VP というのは、ペルシェさんのブドウ園ということだそうです。

そしてこの大きな樽。

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樹齢 350 年の木から作った一枚板の樽

高さが 2m ほどあり、世界でもここだけだそうです。

それに、ロシア人に PAVI の景色を彫ってもらったという、すごい樽です。

というわけで、ひと通り見学し終わった後、ビジターセンターに戻ってきて、テイスティングのお時間となりました。


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posted by まいど! at 18:00| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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