2014年06月10日

シントラ王宮完全ガイド〜1


ロカ岬の近く、リスボンから車で 30 分くらいのところにシントラの王宮があります。

王家の夏の離宮で、正式名は 「 パラシオ・ナショナル・デ・シントラ 」 といい、国の文化財、そして 1995 年には世界文化遺産にも登録されています。

シンボルになっているのが、2 本の煙突ですねわーい(嬉しい顔)

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14 世紀にジョアン一世によって建てられ 1910 年まで使われていました。

そんな王宮、一部屋ずつ見て行ってみましょう。

といっても、全部詳しく紹介することはできないので、さわりだけを...

それでも長くなってしまうので、前編、後編の 2 つに分けて書いていこうと思います。


こちらが王宮の入り口。

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シンプルな入り口なんですが、ここから中に入ってみましょう。

まずはじめのお部屋は、白鳥の間

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ジョアン一世の娘、カテリーナが 27 歳のときにイギリス王、チャールズ二世のもとへお嫁に行った時、その幸せを願って、27 羽の白鳥を描かせたということです。

この白鳥には首のところに王冠をはめています。

この部屋は、壁の緑と白のアズレージョで統一されており、王家の公式レセプションとしてつかわれたそうな。

もしかしたら、日本から来た遣欧少年使節団も訪れたのかもしれませんね。

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こちらの動物の形をした焼きものは、食事の食器だそうです。

その食材が入ってたとか...

あんまり食欲は進まないかな?


そしてお次の部屋は有名なかささぎの間

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天井には、136 羽のカササギが描かれています。

この由来は、国王ジョアン一世が女官にキスをしていたところをフィリパ王妃に見られた時、
これは善意なんだよと言い訳をしたとかあせあせ(飛び散る汗)

どんな言い訳やねん...

カササギが咥えているリボンには、POR BEM ( 善意 ) と書かれています。

また、足元にはバラも描かれているんですが、それは王妃がイギリスのランカスター家出身だったことで、ま、いいわけというか、ご機嫌取りというか...

王妃はそのことは口外しなかったんですが、やっぱり噂ってのは広まるんですよね。

なのでか、カササギというのは、うるさい鳴き声の鳥なので、女性はおしゃべりだとか、うわさ好きだとかそんな意味も込められているらしい。

ちなみに 136 というのは、侍女の数だそうです。

この部屋には大きな暖炉がありますが、火が入ることはなかったそうです。

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というのも、ここは夏の別荘として建てれたもの
火、入れる必要はなかったんですよね。


続いてのお部屋は、セバスチャン王の寝室だったところ。

黒檀のベッド等がありましたが、こちらが珍しい、世界で初めて作られた天球儀

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イスラムの科学力があったからできたのかな?


次は、ジュリアスシーザーの間

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フランドル製のタペストリーが見事です。


その次は、ムーア人の間、とか、船の間、とか呼ばれているところです。

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天井は船底のような丸い形をしています。

そして、壁には船がたくさん描かれていますが、

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その中でもすごいのがこの船の画

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どうすごいのかわかります?

帆が三角形になってますね。

今では当たり前なんですが、14 世紀当時としては画期的な技術なんです。

これによって、向かい風でも進むことができるようになったわけですから。

なので、世界の海を制覇することもできたんですよね。

ちなみにこういったのも、イスラムの技術によるもので、長い間イスラムに制圧されていたからこそ、こういう技術も培われたのだろうか。

世界に先駆けて、スペインとポルトガルという小国が世界に乗り出していくことができたのも、このイスラムに制圧されていたときの科学技術のおかげという話もありますね。

ま、ここんところはまたまた話が長くなるので、またの機会に。

で、この部屋のこれ...

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木の箱で、昔の貴重品を入れていた箱だそうです。


階段を上って行くといくつかの小部屋がありました。

こちらは象牙を使ったスペイン製の家具と、コルドバ製の革の椅子。

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これは、インド製の象牙を使った家具。

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そんなのを見ながら、次のお部屋が豪華な紋章の間、そちらへ向かいました。


つづく...


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posted by まいど! at 18:00| Comment(0) | ポルトガル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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