2015年11月08日

ヴァッハウ渓谷のクルーズ


オーストリアを流れているドナウ川流域で、
最も美しいといわれている所がこのヴァッハウ渓谷

Wachau と書くのですが、オーストリアのドイツ語では、W は濁らずに発音するので...
( Wien をヴィーンではなくてウィーンって発音しますからね ) ワッハウ渓谷って言ったほうがいいのかな?

と言うここは、古くから交通の要所でもあり、いくつかの村が栄え、おいしいワインを生み出すブドウ畑が続きます。

2000 年にユネスコの世界文化遺産にも登録されました。

特に、メルク 〜 デュルンシュタイン 間がとてもきれいなんですが、我々もその間をクルーズしてみました。

2 つの会社がそれぞれ同じような時間に運行しています。

DSC01991.jpg



ちょっと天気が曇り & 小雨がちだったのでいまいちよくわかりませんが、こんな感じでクルーズスタート

いくつかの古城が見えてくるんですが、こちらは右手の小高い丘の上にあった、
アックシュタイン城

DSC01992.jpg



15 世紀の盗賊騎士の伝説が残るこの城は、城というより見張り台のような作りです。

伝説によると、盗賊騎士が捕虜を塔に閉じ込めた後、谷へ突き落としたとか。

川の左斜面はワイン畑が広がっています。

DSC01994.jpg



こちらは、ワイン造りで有名なヴァイセルキルヘンの村と教会です。

DSC01996.jpg



すごい斜面のワイン畑...当然機械は入れられないのでほとんど全てが手摘みです

DSC01999.jpg

DSC02000.jpg



したがってやっぱり高級ワインとなるので、なかなかおいしいですよ

約 1 時間 40 分後にデュルンシュタインに到着。

ここで下船して町を歩いてみました。

町の写真は残念ながら撮ってる暇なかった ので、今回は無しですが、この地にまつわる面白いお話を一つ...

この街の高台にある、12 世紀中ごろに築かれたお城には、第三次十字軍遠征の帰り、ウィーンの近くでレオポルト五世に捕らえられたイギリスのリチャード獅子心王が幽閉されていたそうです。

王の身を案じた騎士ブロンデルは、王がどこのお城に幽閉されたかわからなかったため、王と自分しか知らない歌を歌いながら、ドイツ圏を旅しました。

そしてデュルンシュタインに来たとき、彼がその歌の第1節を歌うと、城の中からその歌の第2節が聞こえてきて、王の消息が掴めたといいます。


すごいですねぇ。

その後は、お決まりの身代金の支払いやらなんやらで、結局 15 万マルクという金額で決着がついたそうです。

でもこれって...

そんなに大声で歌うたってたら、幽閉された王様が気づく前に見張りの人たちに怪しまれるんとちゃうん...

と、思わず突っ込みを入れたくなるお話ですよね。

ま、この 15 万マルクってのがどれくらいの金額なのかはわからないんですが、この身代金のおかげで、レオポルト五世は、ウィーンの宮殿を建てたり、数々のお屋敷を修復したりと結構いろいろなことをやったらしいので、結構な額だったんでしょうね。

リチャード獅子心王の方も、幽閉と言われながら、毎日宴会したりワイン飲んだりと結構いい暮らしをしていたらしいので、レオポルト五世の方も身代金目当てで幽閉したんではないのかと。

王自身も、「 自由に旅が出来なくて迷惑だ 」 ってまるで危機感無く、のんきなことを言っていたらしいからね。

それにイングランドが身代金の件で 1193 年に折れたのには事情があり、1194 年までにリチャード獅子心王がイングランドに戻らないと、別の人間が王位につくという決まりになっていたので、なんとしてでも高額な身代金を払ってでも、身柄を戻させなければならないことも知ってたのかな?


ちなみにこのクルーズ船、昔は両方とも日本語の放送を流していたんですが、各国語で放送するとどうしても日本語の放送が後回しになり、見所をかなり過ぎてからの案内になるので、現在は日本語の放送はありません。

簡単な各国語の小紙があるのでそれを参考に景色を楽しんでみてくださいね

そしてこの辺りの名物は、もちろん白ワイン

そして、オーストリアではマリレン Marillen と言われるアプリコットも特産品で、ジャムやドライアプリコットとしても売られています。

これのリキュールもたくさん見かけましたよ


にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


  






posted by まいど! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | オーストリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック