2016年05月11日

世界遺産のビスカヤ橋を渡る


ビルバオの町からネルビオン川を下って、ビスケー湾近くに行ったところに、
2006 年、世界遺産に登録されたビスカヤ橋が架かっています。

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地元の人たちは、Puente Colgante ( プエンテ・コルガンテ )・・・ 吊り橋って呼んでいるんですが、この橋は、あのエッフェル塔で有名な、ギュスタフ・エッフェルの弟子の一人、
アルベルト・パラシオによって設計され、1893 年に開通しました。

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その後のスペイン内戦の際に、かなりのダメージを受けたそうなんですが、現在は修復されて現役で使われています

橋の長さは 164m、高さは 45m あります。

橋からぶら下がってるゴンドラによって、164m の距離を約 2 分弱で向こう岸まで渡ることが出来ます。

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ゴンドラがぶら下がってるの、わかるかな?

このゴンドラ、車は 6 台、人間は約 300 人乗せられるんですよ

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一応 24 時間営業で、約 8 分おきに行ったりきたりしています。

山があったら登りたくなる...

塔があったら上りたくなる...

変わった橋を見たらとりあえず渡りたくなる...

ということで、行きはゴンドラで。
帰りは上を歩いて渡ることにしました

上まではエレベーターで昇りそこから遊歩道になっています。

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ま、地元の人はほとんどゴンドラに乗って行き来するので、上の遊歩道は観光用ですね。

ゴンドラだと ¢ 30 で渡れるのに対し、
上の遊歩道だと € 5 かかるからね。

上を歩いていると、ところどころ写真撮影スポット 📷 とかがありました。

なので、とりあえず撮ってみました

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ビルバオ郊外ののどかな町に突如としてそびえたつ鉄骨の塔

石造りの町並みが続く町から、工場のような鉄骨が見えるってのは、今だとかなり景観問題でなんだかんだ言われそうなんですが、ま、個人の感覚にもよりますが、これはこれでなんかしっくりきていると思いますね

せっかくビルバオに来たら、この辺までちょっと足を伸ばすのもいいですよ。

そしてせっかくだから上まで上って歩いてみては...👟 👟 👟


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2016年05月10日

ビルバオのグッゲンハイム美術館


ビルバオは建築の町といってもいいかもしれませんね

町の中を流れている、ネルビオン川沿いは遊歩道になっていて、色々多変わった建物が見られます

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今回写真には撮ってないけど、日本人建築家、磯崎新氏のデザインしたビルもあるし、その他色々な有名人がデザインしたビルがたくさんあるんですが、その中でも群を抜いて有名なのがここ、

グッゲンハイム美術館

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1997 年 10月 18 日に、アメリカのソロモン・R・グッゲンハイム財団によって世界中にあるグッゲンハイム美術館のひとつとして開館しました。

建築家は、今まで何度ともなく名前の出ている、フランク・O・ゲーリー

で、こちらが正面なんだけど、右にいる大きな緑の塊は、草花で出来た、一応シンボルになるのかな?

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アメリカの美術家、ジェフ・クーンズ作のワンちゃん、「 パピー 」

現在ではビルバオ市のシンボルになっています

で、このグッゲンハイム美術館、ぼくも何回か見てるけど、
中には行ったことは一度しか無いんですよね

中は、いつも特別展が主体で、よくわかんないものが多い...って感じるの僕だけかな?

なので、いつも建物をメインに見ています

というか、建物の方が有名ですから。

そんな建物、周りぐるりと撮ってみました。

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こちらは美術館の横にかかっている橋。

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この橋も美術館のデザインの一部として、ゲーリーは使っています。

ちょっと離れて...

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この建物、主な建材はチタンで、約 3000 枚、約 4t 使用されています

これ、調達したのは、ロシアで、ちょうどロシアの政変がややこしいことになっていて、そのおかげというか超破格値でチタンが購入できたらしいです

なので、全体の工費が、ゲーリーに支払う報酬も含めて、約 110 億円だったとか。

これが高いのか安いのか僕にはよくわからないんですが、
専門家に言わせると、スーパー激安物件なんだとか。

すごいですねぇ...

でも決して手抜き工事ではないですからね

というわけで、このグッゲンハイム美術館を後にしてくるまでちょっと高台に上ってみました。

で、上から見おろしたグッゲンハイム美術館

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ついでにビルバオの町の景色も...

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というわけで、ビルバオに来たら絶対にはずせないグッゲンハイム美術館でした。

このあとは、ちょっと郊外にある世界遺産の橋を見に行きました。


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2016年05月08日

スペイン王室御用達のワイナリー


スペインワインといえば、品質、生産量ともに知名度ナンバーワン なのがリオハ地方

ビルバオから車で 1 時間半くらいのところにあり、
ラ・リオハ州バスク州アラバ県ナバーラ州の 3 つのエリアにまたがっている広大な地域です。

ぶどう栽培総面積は 61,000 ㏊ で、豊作の年の生産量は約 30 万キロリットルともいわれています。
で、そのうちの約 75 % が赤ワインなんだそうです。

一口にリオハワインといっても、大きくは、

リオハ・アルタ

リオハ・バハ

アラベサという 3 つの地域に分かれています。

ま、僕もワインの専門家ではなくただの受け売りですが、ちょっと簡単に解説しておくと...

リオハ・アラベサは標高 700m 近くともっとも高地にあり、冷涼な地域で、土壌は石灰質や粘土質を多く含んでいます。

色が濃くて 香りは強く、酸度が低いのにフルーティーなのが特徴です。

赤ワイン用のブドウは、スペインワインを代表するテンプラニーニョが主流です。

リオハ・アルタは標高 440m ほど。

土壌は、鉄分の多い粘土質のものと、河川による堆積土の 2 種類あり、それぞれの特徴がぶどうによく表れています。

そのため、ブドウの品種はテンプラニーニョと、ガルナッチャの両方がそれぞれの土壌に合わせて作り分けされています。

アラベサ産よりも色、コク、香りとも若干弱いワインとなりますが、酸味はより強く、長期熟成に向いているそうです。

リオハ・バハ地方は、他の 2 地域が西岸海洋性であるのに対し、地中海性気候ということで、気温は若干高め、降水量も少なめというのが特徴です。

標高も他より若干低めの、300m 前後。

この鉄分の多い赤土で生産される赤ワインはアルコール度が若干高いけれども、酸味はマイルドという特性を持っています。

そのため他の 2 地域のワインとブレンドするのによく使われています。

ブドウはガルナッチャが主流のようです。


リオハワインは、スペインワインのカテゴリーの中でも最高峰の DOC の称号を 1991 年に初めて取りました

そして、2009 年の表記改正では、カタロニアワインのプリオラートとともに、これまた最高峰の DOCa の称号を持っています


歴史的にみると、このエリアではローマ人がやってくる前からワインが生産されていたんですが、イスラムの征服以降一時的にワインづくりは中断されていました。

しかし、レコンキスタで再びカトリックの地になると、徐々にワインづくりが復活し、またこの地がサンチアゴの巡礼街道上に位置していたということもあって、巡礼者によってリオハのワインの評判が各地に広まっていきました。

19 世紀に入ると、フィロキセラという害虫の影響で、フランスはボルドーのワイン畑が壊滅的な被害を受け、ボルドーのワイン職人たちが大挙してこのリオハにやってきました。

そのおかげで、近代的なボルドーのワインづくりがこの地に定着し、より品質が上がっていったって経緯があります。


そんなスペインワインの代名詞的存在であるリオハ・ワイン。

今回訪れたワイナリーは、その中でも歴史的にもとても重要な、Marques de Riscal に行ってきました

ちょっと前置きが長くなりましたけどね

このワイナリーは、1858 年にリスカル侯爵によって、設立されました。

侯爵はフランス産のぶどうの木を移植し、伝統的なリオハのワイン製造法も、フランスの最新式製造法に改革しました。

1868 年にフランス人技術者ジャン・ピノーを技術チームに招き入れて以来、リスカル社の赤ワインは、その品質の高さゆえ、広く市場に知られるようになり、1876 年にはブリュッセル展示会で金メダル、1929 年にはバルセロナ国際展示会でグランプリ賞とたくさんの賞を獲得しています。

現在は、スペイン王室御用達のワインとして、王室にも献上されています。

ここが世界的に有名になったのは、もちろん王室御用達ワインだということもあるんですが、2006 年に完成したこの建物ですね。

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ビルバオのグッゲンハイム美術館を設計した、フランク・O・ゲーリーがデザインしたホテルです。

何となく奇抜な感じなんですけどね。

ワイナリーと併せて、この建物を見ようと。
また泊まろうと。

それに、ここには 1 つ星レストランもあるので、食事をしようと。

そんな方々がよく訪れるみたいですよ

ちなみにこの建物のカラーは、赤・黄色・シルバーで、赤は赤ワインの色、黄色はレゼルバのワインにかかってる金の網の色、シルバーはボトルキャップの色...をイメージしたそうです

僕もこの中をちょっと写真撮ってみたかったのですが、ワイナリー見学とテイスティング、お買い物の通訳で忙しくてちょっと立ち寄ってる暇がなかったです...

次回のお楽しみですね

そんなわけで、フロントで受付をしてからワイナリーの専属ガイドさんとともにツアーの開始

まずは畑を見た後、発酵樽

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発酵樽に入れる前に、摘み取ったブドウを 4 ℃の低温貯蔵庫に入れて 24 時間置いておくそうです。

ちなみにブドウの木は、樹齢 15 〜 70 年くらいまでのを使うそうです。

そしてプレスして発酵樽へ。

グランレゼルバはすべて木製の発酵樽を使っています。

そして発酵中に、1 日 3 〜 4 回、ルモンタージュ
( 樽の下からワインを抜いて上に入れるというかき混ぜ法 ) を行います。

発酵が終わったら、また違う木の樽に移し替え、マロラクティク発酵 ( 乳酸発酵 ) を行います。

そして、樽に入れて熟成させます。

熟成樽は、グランレゼルバはフレンチオークの新樽。

レゼルバ、クリアンサは、フレンチオークの 2 〜 5 年ものとアメリカンオークの樽を使っているそうです。

そしてボトルに詰める...

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と、簡単に言えばこんな感じです。

ツアーの途中で、動画 🎥 で一連の作業を見せてくれるんですが、これがまたわかりやすいんですよ。

通常、リオハワインの法定熟成期間は、

CRIANZA ( クリアンサ )
赤ワイン ・・・ 24 カ月以上 うち樽熟成が 6 カ月以上
白ワイン ・・・ 18 カ月以上 うち樽熟成が 6 カ月以上

RESERVA ( レゼルバ )
赤ワイン ・・・ 36 カ月以上 うち樽熟成が 12 カ月以上
白ワイン ・・・ 24 カ月以上 うち樽熟成が 6 カ月以上

GRAN RESERVA ( グランレゼルバ )
赤ワイン ・・・ 60 カ月以上 うち樽熟成が 18 カ月以上
白ワイン ・・・ 48 カ月以上 うち樽熟成が 6 カ月以上

と決められています。

でも、この会社のワインは社内規定で、もうちょっと長めに設定しているそうです。

というわけで、テイスティング


まずは白ワイン。

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白はリオハエリアではなく、同じくマルケス・デ・リスカル社が持っているルエダ地方の畑のもので、ヴェルデホ種のブドウを使ったものです。

すっきりとした飲みごたえで、しっかりとした味なんですが、ぐいぐい飲めるんですよね。

って、ただの飲んべぇなのかな?

通訳してしゃべりまくった後だったので、余計においしく感じたのかもしれませんね

続いてはここの主力である、

MARQUÉS DE RISCAL RESERVA 2011

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ボトルに金の網がはってあるのが特徴です。

樽・ボトル熟成合わせて 5 年という、グランレゼルバに匹敵するくらいの熟成期間を経て世に送り出されるワインは、とてもまろやかでいい香りがしていました。

テンプラニーリョ、グラシアーノ、マスエロの 3 種ブレンドのワインは、複雑な口当たりが特徴です。

それが長期熟成でうまく絡み合ってるんですね

というわけで、なかなか珍しいリオハワインの工場見学でした


ちなみに、スペインワインで、DOCa の格付けをとるには、100 % 固有種のブドウを使用しなければならないんですが、このワイナリーだけ例外中の例外で、フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンを使用してもいいことになっているんです。

これのブレンドしたワインも今度機会があったら飲んでみたいなぁ...


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