さて、お時間になってボニファシオのクルーズに出発


何種類かコースがあるのですが、
ま、一番オーソドックスな 1 時間のコースにしました

クルーズ出発して港の方を振り返ってると...

右手上の方にさっき行ったシタデルと呼ばれている旧市街が見えています。
その下には、先ほどのってきたフェリーが停泊していました。
さて、入り江を出ると向こうの方にちょっとした洞窟らしき穴がありました。
これ、正面から見ると、ナポレオンがかぶっていた帽子に見えるということで、
Le Chapeau Napoléon Bonaparte ( ナポレオンの帽子 ) って呼ばれています。
ここへは後で通るんですが、まずは入り江の東の方へ向かいました。
この石灰岩の白い岩肌が特徴ですね

こんな岩肌が見えているのは、ドーバー海峡のイギリス側、ドーバーやセブンシスターズの断崖がそうなんですが、そこと岩質は同じ石灰岩です。
しばらく行くと、さっきのナポレオンの帽子...のような穴があいていて、その中へと向かって行きました。
洞窟の入り口
中に入りました。
上には穴があいていて、その穴がコルシカ島の形をしているって説明もありました。
なかなか全景を撮るのは難しかったけど...
中で船はぐるぐる回って、外に出てきました。
そのたびに海の色がどんどん変わって見えるのも面白かったですよ。
もうちょっと東の方へ進んでいくと、またちょっとした入り江があって、ちょっとしたビーチ

このあたりの海域は、自然保護という観点からとても厳しい規制がひかれており、このビーチも道路はつながっていません。
船でないと行くことができないんですね。
人も住むことがかなり厳しく制限されているので、きれいな景観を保っています


もうちょっと東に行くと、先ほどの白い石灰岩から花崗岩へと岩質が変わって行きます。
それによって景観も変わってくるのですが、こういった景観を作っているのはもちろん波の浸食もあるんですが、もう一つ、南仏プロヴァンスの有名な強風、ミストラルがかなり影響してきます。
このミストラル、強い時には時速 200km も超える突風がずーっと吹き続けることもあるそうで

それ以外にも、リベッキオと呼ばれる冬の雨をもたらす風と、シロッコと呼ばれるアフリカからの生温かい風も影響しているみたいです。
ほんと年がら年中風が強いところなんですよ。
はい、このあたりで船はUターンして今度は港より西の方へと向かいました。
断崖絶壁の上には、旧市街が見えてきます

左の方の斜めに線がいっているところは階段で、アラゴン王の階段なんて呼ばれています。
伝説によると 1420 年、アラゴン王アルフォンソ五世がこの町を攻略する際、一夜のうちに作らせたとか。
その後は上にできた修道士たちが、この階段の先にある井戸まで毎日何度も水を汲みに出かけたとも言われています。
187 段で高さ 80m もある階段...

数字よりもなんか迫力ありそうですね。
今でも有料ですが見学できますよ

さて、船はもうちょっと進んで旧市街がどんどんと見えてきました。
その先の海から飛び出ている石灰岩の岩のところでUターン。
また戻って行きました。
約 1 時間のクルーズを終えて、また入り江の中の港へ戻ってきました。
もうクルーズ船は出航した後でしたよ。
はい、それではこの後はホテルへ移動


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